潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎患者は筋トレをしたり、プロテインを飲んだりしても大丈夫?

筋トレは問題なくできる。

筋トレは問題なくできると考えます。歴代の私の主治医の方々も適度な運動は体にとっても良いと言われておりましたし、むしろ推奨していました。

また私自身、発症してから7年ほど筋トレを続けていますが、筋トレが原因で体調を崩したことは今迄一度もありません。

そして筋トレの成果も上がっています。発症前のベンチプレスの自己ベストは125キロだったのですが、発症後も筋トレを続け、今の自己ベストは140キロになっています。

そのため、筋トレは問題なく出来ると考えます。 

潰瘍性大腸炎患者にとっての課題は食事。

潰瘍性大腸炎患者にとって筋トレをやっていく中で課題となるのは食事です。

前の記事でも触れましたが、筋トレをする人が摂るべき食事は筋肉の材料となるたんぱく質を多く含む食事です。

潰瘍性大腸炎寛解期では大きな食事制限はないので、たんぱく質を多く含む食材を食べても問題はないのですが、人によっては体に合わない食材があるため、少し注意が必要となります(何が合わないかについては、個人差があるため、体の反応を見ながら判断していくしかありません。)。また体にあっている食材であっても暴飲暴食は避けた方が良いため、体調を崩さない程度の適度な量を摂っていかなければなりません。

そのバランスが少し難しいと感じます。

まずは寛解維持を出来る食事を

たんぱく質を意識した食事ではなくても、通常の食事にも意外とたんぱく質は含まれているものです。そのため、通常の食事であっても筋肉が全く発達しないということはありません。一方で無理な食事をしてしまい活動期を迎えてしまうと、通常レベルの食事も出来なくなる可能性があり、そうなると栄養不足となり、筋肉は衰えてしまう可能性があります。

そのため、まずは寛解維持を出来る食事を心掛けるべきと考えます。

私自身も、発病当初、ヘルシーな食事であれば問題ないかと考え、脂質と炭水化物を抑えてたんぱく質を多く摂る食事を続けていたのですが、少ししてから体調を崩してしまいました。それから、再び寛解期を迎えるまで食事制限をしていたため、筋肉は逆に衰えてしまいました。筋肉にとっては良い食事であるが、自分にとっては無理な食事であった場合、それを続けることは近道のようで遠回りとなってしまいます。

そのため、まずは寛解維持を出来る食事を心掛けるべきと考えます。  

たんぱく質を含む食材はバリエーションがある。色んな食材を試してみよう。

たんぱく質を含む食材はたくさんあります。以前の記事にも書きましたが肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品はもちろんお米などの穀物からもたんぱく質を摂取することが可能です。肉類が体に合わなかったとしても、大豆製品や魚介類では大丈夫というケースもあります。色んな食材を試してみて、自分に合った食事を見つけていくのが良いと考えます。

バランスが起因することもある。

食材が体に合っていたとしても、そればかりを食べて体調を崩すというケースもあります。私自身も経験したことがあります。私の場合魚介類と大豆類は体に合っていたため、一時期毎食のようにかつおのたたき、かまぼこ、納豆を食べていた時期がありました。しかし、同じものを食べ過ぎていたせいか、しばらくしてから体調を崩してしまいました。そこで、食事メニューのバリエーションを増やし、色んな食材から色んな栄養を摂るようにしたところ、体調が改善しました。

そのため、私のように栄養バランスの悪い食事が起因するケースもあるため、一例として知っておいて良いかもしれません。

潰瘍性大腸炎患者はプロテインを飲んでも大丈夫か?

プロテインについては個人差があるため、体の反応をみて判断すべきと考えます。

私の知人の潰瘍性大腸炎患者はプロテインを飲んでも問題ないようでした。またとある主治医に一度プロテインを飲んでも問題ないか聞いてみたことがありますが、成分的には問題なさそうと言われました。しかし私の場合は体の反応的にプロテインは合っていないと思ったため最近は控えています。これも個人差があるため、自分の体の反応を見ながら判断すべきと思います。

プロテインもバリエーションが色々ある。ホエイが合わない人ソイを試してみよう。

プロテインにも色々バリエーションがあります。代表的なプロテインは乳牛を原料としたホエイプロテインですが、大豆を原料としたソイプロテインなどもあります。ホエイが体に合わなかった人はソイプロテインを試してみるのも手と考えます。なお私の場合は最近だとソイプロテインも体の反応が好ましくないため、最近はトレーニング後に豆乳や飲むヨーグルトを飲むようにしています。勿論吸収力はプロテインに比べれば劣ると思いますが、筋肉自体は発達しているため、効率が少し落ちる程度のことと思っています。