潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎の寛解期の食事について

潰瘍性大腸炎寛解期は暴飲暴食をしなければ大きな食事制限は無い。

潰瘍性大腸炎寛解期は大きな食事制限は無いといわれています。私は執筆時点で10年ほど潰瘍性大腸炎を患っており、就職、転勤の都合で5回ほど病院を変え、これまで約10名ほどの主治医や栄養士のかたにお世話になっておりますが、その方たちの多くが以下のようなことを言われていました。

寛解期は基本的には暴飲暴食をしなければ、自由に食事をしていい。食事を意識しすぎてストレスをためることで却って症状が悪化してしまうこともある。」

私自身も現在4年ほど寛解を維持しています。暴飲暴食はしないようにしていますが、毎食満腹になるまでご飯は食べていますし、ある程度自由に食事をしていますが、特に体調が悪化したりはしていません。

そのため、寛解期において大きな食事制限が必要無いのは真実ではないかと考えています。

食べてはいけないものは個人差があるので、体の反応を見ながら判断する。

寛解期は基本的には大きな食事制限は無いのですが、どうしても体に合わず、食べると体調が悪くなる可能性のものはあります。しかしそれが何なのかについては個人によってバラバラです。

主治医の先生も以下のように言っていました。「非常に個人差の大きい病気であるため、何が悪さをするかは体の反応を見ながら判断した方が良い。暴飲暴食もどこまでが許容範囲かは個人差があるため、どこまで食べられるかなども体の反応を見ながら。」

実際に知り合いの潰瘍性大腸炎患者と私では悪化の原因となる食事が異なりました。

私は発病当初、ヘルシーな食事であれば問題ないかと考え、筋トレもやっていたので、脂質と炭水化物を抑えてたんぱく質を多く摂る食事を続けていましたが、少ししてから体調を崩してしまいました。そこでたんぱく質の量を標準ぐらいに戻し、また脂質や炭水化物もバランスよく摂るようにしたところ体調が改善しました。私の場合栄養バランスの悪い食事が悪化の原因になる気がしたので、栄養のバランスが偏らないように心がけています。一方知人の場合はバランスの良い食事であっても脂っこい食事を摂ると体調を崩す傾向にありました。

そのため食べてはいけないものについては体の反応を見ながら判断していくのが良いかと思います。

一般的に悪化する傾向のある食事は脂っこい食事。飽くまで傾向なので、全員に当てはまるものではない。

潰瘍性大腸炎の記事を見ると多くの記事で脂っこい食事を控えるようにと書かれています。

これも主治医の先生に聞いた話ですが、傾向的に悪化した患者の食事内容が脂っこい食事を続けていた人が多かったため、脂っこい食事=悪化の原因では?と言われているらしいです。

しかし飽くまでこれは傾向なので、全員に当てはまるとは限らないです。

実際私にはそれほど当てはまらなかったです。暴飲暴食はしていませんでしたが、毎食肉(ステーキや唐揚げなど脂っこいものも含む)を食べ続けていた時期もありました。そのときも特に体調が悪くなることはなかったです。(私の場合はとにかく偏りが原因となるようなので、栄養バランスを心がけています)

傾向なので飽くまで一例と捉えて、実際に体の反応を見ながら控えるか、食べれるかを判断していけば良いと考えます。