本記事では覚えると周りと差がつく必修編(シートコピー・セル入替・拡大縮小)のExcelショートカットをご紹介いたします。
必修編(シートコピー・セル入替・拡大縮小)
これらの機能は全てCtrlキー・Shiftキー+マウスで操作するショートカットです。
私は脱マウスを推奨しておりますが、これらの操作だけはマウスを使ったほうが効率的かと思っています。
ということでシートコピー・セル入替・拡大縮小に関するショートカットを下記のとおり一覧にしました。
必修編(表示形式)
操作名 | ショートカットキー |
シートのコピー | Ctrl + シートをドラッグ |
セルの入替え | Shift + セルをドラッグ |
拡大縮小 | Ctrl + マウスホイール |
解説・補足
【①シートのコピー】
シートをコピーする時は一般的には以下のようにコピーしたいシートを右クリックし、移動またはコピーメニューを開き、コピーを作成するにチェックを入れ、実行すると思います。
一方このショートカットを使えば一瞬でシートのコピーが可能です。コピーしたいシートをctrlキーを押しながらドラッグしてみてください。すると一瞬でドラッグ先にシートのコピーが作成されたと思います。
別のファイルへシートをコピーする場合も同じようなやり方でできます。
この操作に関してマウス操作を使わないショートカットもあるのですが(ALT H O M)、少しキータッチが多くなってしまうので、マウスを使ったショートカットのほうが個人的におすすめです。
【②セルの入替え】
セルの入替えとは表などを作成したときなどに、セルの順番を入替えたいと思ったときに使える操作です。かなり知名度は低いですが、覚えておくと凄く使える操作なので、周りと差がつく必修ショートカットです。
具体的には下記の画像で説明します。
以下の表の7行目と8行目の順番を入替えたい場合を想像してください。
まずは入替えたい7行目のセル範囲を選択します。
選択された状態でShiftを押しながらセルの外枠をクリックし、そのまま入替え先である8行目の下にドラッグしていきます。
そうすると8行目の下に|–|のようなマークが出てきます。
これは|–この部分に挿入します–|という合図になります。
そのため、入替えたい場所にこのマークが出てきたらドラッグをはなします。
そうすると以下のように7行目と8行目が入れ替わりました。
表などで順番をちゃちゃっと入替えたい時などに大変使えます。
通常の手順だとカットアンドペーストを使いながらの入替えになりますが、このショートカットなら一瞬で操作可能です。是非覚えておきましょう。
余談ですが、入替え後の参照元・参照先への影響を心配されるかたがいますが、この操作に関してはまったく影響がありません。
参照元・参照先への影響とは入替えたセルに他のセルを参照する式を入れていたり、入替えたセルが他のセルから参照されていたセルの場合、セルの位置が変わることによって式が壊れるのではないかという懸念です。
結論から言うとまったく影響ありません。
今回の操作は切り取り(Ctrl+X)と同じ操作になります。セルを切り取って別の場所に貼り付けた場合、セルの番地は元の場所と変わってしまいますが(A1からB3など)、参照先のセルはありがたいことに、セルの番地を自動的に変更してくれます。また、切り取ったセルが他のセルを参照する式を入れていた場合(参照元を入れていた場合)でも、番地が変わっても同じセルを参照し続けてくれます。
少しややこしい話となりましたが、要するに切り取りの場合はExcelが自動的にセル番地を変更したり調整したりしてくれるので数式への影響がないということです。
今回の入替えの操作はセルの切り取りと同じ操作になるため数式への影響はまったくありません。
【③拡大縮小】
拡大縮小は画面の拡大縮小のことです。
通常であれば以下のメーターを調整して拡大縮小をするかと思いますが、Ctrlキー+マウスホイールを使えば、メーターに矢印を持っていかなくてもどこでも瞬時に拡大縮小が出来ます。
またこの操作はExcelだけでなく、全てのアプリにおいて有効です。是非尾覚えておきましょう。