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Excelショートカット必修編(値の表示形式・ブックの表示形式)

本記事では覚えると周りと差がつく必修編(値の表示形式・ブックの表示形式)のExcelショートカットをご紹介いたします。

必修編(値の表示形式)

値の表示形式とは値の見え方のことです。

例えばセルに「0.01」という値が入力されていた時、見た目上「0.01」と表示するのか、「1%」と表示するのか選択することができます。この見た目をどう設定するのかというのが表示形式の設定です。

値の表示形式の設定は「Ctrl+1」のセルの書式設定メニューから詳細に設定することができますが、よく使う設定はいちいち書式設定メニューを開くのではなく、個別のショートカットキーを覚えて実行しましょう。

ということで値の表示形式に関するショートカットを下記のとおり一覧にしました。

必修編(表示形式)

操作名 ショートカットキー
①%表示 ALT H P
②カンマ区切り ALT H K
③小数点の表示桁数を増やす ALT H 0
④小数点の表示桁数を減らす ALT H 9 
⑤その他の表示形式 ALT H N

解説・補足

①~⑤はいずれもかなり頻出の操作の為、覚えておきましょう。

⑤は色々の表示形式をプルダウンで選ぶことができますが、主に使うのは日付表示、文字列表示のときです。

【ショートカットキーの覚え方】

ショートカットキーの覚え方は、アルファベットの意味を理解することが近道です。ということでアルファベットの意味をまずは理解しましょう。

H→Home

P→Percent(%)

K→Kanma(,)

※カンマの頭文字は正確には「comma」の「C」ですが、強引にアルファベットで「Kanma」のKと覚えると覚えやすいです。

「0」は小数点表示の0を増やすから「桁数を増やす」、「9」はその反対で「桁数を減らす」と覚えると良いでしょう。そのほかの覚え方だと、キーボードの配置上「0」は数字のキーの一番右端、「9」は「0」の一つ左隣りになっているかと思います。小数点の桁数は右に増えていくので一番右端の「0」が桁数を増やす、その左隣りの「9」が桁数を減らすという覚え方もできると思います。どの覚え方が良いかは皆さんにお任せです。

必修編(ブックの表示形式)

ブックの表示形式とはExcel全体の表示形式のことです。

表示形式は主に標準と改ページプレビューの2種類しか使いませんが、実際に見た方が早いと思いますので、以下に標準と改ページプレビューの表示を記載します。

デフォルトでは標準の状態となっているため、なじみがあるのは標準かと思います。

標準

改ページプレビュー

改ページプレビューの青色の破線は印刷したときにページの切り替わる境目を表しており、青色の実線が印刷範囲全体を表しています。そして印刷されない部分はグレーで塗りつぶされています。

改ページプレビューはこの破線を見ることで、印刷をしたときにどこからページが切り替わるのかや、どこまで印刷されるのかを一目で確認することができます。

また改ページの境目は最初はExcelが自動で判断しますが、自分で変更も可能です。

破線をクリックしてドラッグすると破線の位置を動かすことができ、これにより改ページの位置を変更することができます。実線で引かれている印刷範囲も同様にクリック&ドラッグで変更可能です。

印刷範囲や改ページは印刷プレビューでも確認できますが、印刷プレビューよりも改ページプレビューに切り替えて確認する方が全体像を見渡せたり、範囲の微調整がすぐにできるので効率的です。

ということで標準と改ページプレビューの切り替えを行うショートカットを以下のとおりご紹介します。是非覚えておきましょう。

必修編(ブックの表示形式)

操作名 ショートカットキー
①標準 ALT W L
②改ページプレビュー ALT W I

※一点補足ですが、改ページプレビューから標準に切り替えたときに、薄っすら改ページの境目の部分に線が残ります。これを消すには一旦Excelを立ち上げなおさないといけません。線が鬱陶しい感じる人は一旦Excelを保存して閉じ、立ち上げなおしましょう。